「いったいどうして・・・あなたはそんなことする人じゃないでしょ?」
サニーの疑問に閻魔大王はこう言った。

「レッドとブルーを地獄に送り込んでからろくでもないことばかりなんだよ。そこにダークジャスティスを加えたらもっと滅茶苦茶になりやがった。こんな状況が続くなら天国も現世もみんな地獄に飲み込まれればいいってことなんだよ。」
閻魔大王はそう言うとサニー達にエネルギー弾を放った。

とっさによけると直撃した壁は派手に爆発した。奴の攻撃を受けたら一撃でやられるかもしれないとゲンムは先陣を切って攻撃に出た。しかしダメージは全く受けておらず逆にゲンムが一撃で倒されてしまった。

あのゲンムが一撃で倒されたことに驚きを隠せないサニー達。それでもめげずに攻撃に出るがことごとく返り討ちに遭った。

「もうこんなことはやめて。」
サニーはそう言うが閻魔大王の考えは変わらない。

「やめろといわれてやめるものか!」
閻魔大王は止めを刺そうとした。それをゲンムは止めようとした。

全力で攻撃をするゲンム。サニー達も何とか起き上がると彼に続いた。

閻魔大王はエネルギー波でサニー達を迎え撃つと互いのエネルギー波がぶつかり合った。攻撃は拮抗してるかに見えたが、閻魔大王に押されるサニー達だった。

しかしそれでも何とか踏ん張り耐え抜いた。全員で息を合わせれば勝てるかもしれないと一斉に威力を限界まで引き上げた。

すると閻魔大王に初めてダメージを与えることに成功したのだった。このまま優位に進めようとするサニー達だがダメージを受けたことに怒った閻魔大王は現世・天国諸共地獄に飲み込もうとした。

「これでもう俺を倒すことはできない。」
閻魔大王はそう言うとサニー達に攻撃を仕掛けた。地獄では閻魔大王の威力が大きく上がりサニー達はなすすべもなかった。もはやこれまでかと思った時そこに二人の男女が現れた。

それはジェイソンとジェイミー、つまりサニーの親だった。サニーは親の後押しで再起を図るが、閻魔大王は二人を蹴散らした。

「許さない・・・絶対に許さないんだからあああああ!!!」

怒りを爆発させたサニーは激しい猛攻を仕掛けた。激しい怒りに目覚めたサニーの威力は凄まじく一度は圧倒するが怒りに任せたことが仇となって逆にねじ伏せられてしまった。

いくら戦えど閻魔大王相手ではさすがに敵わないだろうか?そんな中マイケルは一か八か修行部屋でパワーアップしようと考えて一度は退散するのだった。

修行部屋に移動したサニー達は強化トレーニングを開始した。

続く

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